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能勢yg オオクワガタ 菌糸瓶4本目の必要性



どもどもども!
Luffyと申します!
能勢YGを専門に飼育しています。

さて、オフシーズンということもあり更新頻
度がかなり落ちております。これと言ってネ
タがないことも重なり、特にモチベーション
が下がった訳ではないですが、ニュースが少
ないですね。

本来であれば早期の深掘りや2023年の構想、
羽化準備など永遠と書きなぐるのも良いかも
知れませんが、仕事が忙しすぎてなかなか
時間がない状況です。

そんな中ではございますが、今号では4本目
の必要性などについて書いてみようと思いま
す。




■4本目の必要性
今年はまだ4本目の交換は積極的に行っていま
せん。理由はいろいろありますが、今年はテ
ストも兼ねています。

例年であれば3か月経過した所でどんどん4本
目へ交換していましたが、気が済むまで交換
した結果、「これは交換の必要なかったな…」
と思うビンもチラホラ。

「みんな4本目に交換しているから」
「何となく4本目交換した方が安心だから」
という安易な理由で交換していた気がします。

本来であれば「このラインだから交換」
「この状態だから交換しない」など経験則で
一定の型が出来ていれば良いのですが、まだ
まだ若輩者で正しい判断がつきません。

よって今年は納得いくまで3本目を引っ張った
結果、何が待ち受けているかを知りたいため
チャレンジ中です。



1)現在の状況
35g以下の小さい幼虫の食痕が目立ち、38g
UPは小さな窓程度。大きいものほど居食い
していることは伺えます。

いつもならソワソワしながら交換していまし
たが、今年については劣化も食痕も少ないの
で今の所放置しています。

さすがに15-16℃では動きが見られませんでし
たが、18℃にしたときに反動で若干動いた虫
がいました。動いた虫のほとんどが♀や小さ
いオスなので気にしていません。

何の影響かわかりませんが、今年はキノコが
良く生えまして、合計で3-4本は生えたでしょ
うか。キノコが生えると栄養が吸い取られる
とどこかで聞いたことがあります。あと、ビ
ンと菌糸の間に隙間が出来たりするので、キ
ノコが生えたらなるべく交換しています。


2)丁寧な昇温と羽化準備温度
人間の都合で早く羽化して欲しいと計画を早
めたことがありますが、急な昇温で無駄に幼
虫が動いた印象があります。

過去に25℃まで昇温、羽化させたこともあり
ましたが、やはりメスでさえ影響が出たよう
な形が多かったように思います。

今年は例年になく冷静なのかめんどくさいの
か、今の所落ち着いて行動できているので、
計画通りに進めようと思います。


あと羽化準備のきっかけとなる温度は、私は
19度と見ています。19度をきっかけに動き出
す幼虫が増えるので、逆算していつ19℃にす
るかを考えて計画しました。

19度と言っても私の環境下での19度なので、
正確な温度は水銀温度計などを使用しなけれ
ばよくわかりませんね。ご参考にされない方
が無難です。


3)何日目に羽化させるか
始めたばかりの頃は羽化する日は成り行きだ
ろうと虫任せにしてきましたが、これをなる
べくコントロールできないかと考えてます。

以前90mmブリーダーの幼虫管理表をいくつか
拝見させていただき、90mm個体のビンの本数
や羽化までの日数を数値化したことがありま
す。個人的に衝撃を受けたのは完品3本羽化が
6割いたこと、羽化までの日数はほぼ13ヵ月程
度でした。

昨年は4本交換、14ヵ月羽化で計画しており
羽化までに日数が長ければ長いほど良いと考
えていましたが、昨年の結果と調査結果を踏
まえて今年は昨年と比べると異なるスケジュ
ールへ変更しています。

また、1-3本目の成長速度も調べましたが、
食わせ過ぎで早く羽化すると不全になるパタ
ーンが見受けられたので、今年は無理がない
状態で羽化させたいのが理想です。

見極められればですがw



4)4本目未交換のリスク
絶対3本宣言ではないものの、4本目交換のリ
スクヘッジは考えなければなりません。

心配なのはビン内部の状況がつかみにくいこ
とです。幼虫の状態、可食部の残量、菌糸内
部状況など知りたいことが山積みです。

以前上部からのぞき見しましたが、幼虫に怒
られ、且つあけた穴を埋める動作をしていた
ので、無理にストレスをかけるのもどうかな
と思い、今では行っていません。

以前ビン外側からわからないのであれば重量
を計測しようと記録を付けたこともあります。
毎日数字が減少して楽しいですが、掘り出さ
なければ得られない情報の方が多いため今は
データ取りはしていません。

やはり正確な状況判断をする意味でも4本目へ
交換することは間違いではないと思います。

神長さんの在庫もいまなら一定程度余裕が
見られるので、急に必要になった場合は
発注しようかなと思います。



■まとめ
結論は次の種親になる虫をいかにつくるか。

無理して羽化した成虫をたくさん見てきて
申し訳ない気持ちになること、また「これ
ならいける」と選んだ種親がダメだった衝撃
も経験しました。

見る目がない、選ぶ種親が少ない中で成功を
掴むことは至難の業なわけで、いかに次世代
へつなげる安心した個体を残せるかが重要と
考えています。

サイズありきの種親選定をするか。
完品目的で種親選定をするか。

サイズも完品も求める場合は理想に耐えられ
る血統であることも重要かと思います。

餌、温度、血統。3拍子揃うこと、揃えること
は容易でないがゆえに90mmの価値が高いので
はと思います。


今号はここまで!
ではではノシ









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Luffy

2008年~2018年まで本土ヒラタクワガタを飼育。2018年6月から能勢YG6
頭をテストで飼育、2019年から本格的に飼育開始。2019年88.4mm、2020年89.1mm、90mmB、2021年88.5mm


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