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能勢yg オオクワガタ 卵 産まない 失敗の原因など


どもども!Luffyでございます。
なかなか更新できなくてスイマセン…

仕事でやることが増えていて、来年からさら
に倍増するという計画もありまして、どこま
で虫を頑張れるかという状況です(汗)



さて、2023年度も始まりまして、やっと系統
図が完成しました。今年は8ライン実施して
6ラインは問題なく産卵、2ラインは問題あり
の状況です。

今年の種親については補強を計画していまし
たが、願いが叶わなかったので、昨年使用し
た同じオスを使用しました。顎が長く薄型で
個人的には代表個体と呼べるような2頭です。

2年目の種親を使用することで幼虫が小さく
なることがあるかも知れませんが、私の所で
は大きくなったデータもありますので、問題
ないと見ています。

むしろメスとの組み合わせが重要と考えてい
て、かなり厳選したつもりです。羽化してか
らの管理や餌についても、2022年個体は今ま
でと異なる方法を行ってきたので楽しみです。

そうはいっても8ライン中2ラインは問題があ
った訳ですので、まだまだ若輩と言う感じで
す。唯一成功したラインでは2-3週間で37個も
卵、または幼虫を確保したライン、また26個
獲得したラインもあり、両極端な状況です。

苦戦したライン、爆散したラインの差はこれ
からデータを取っていきますが、現段階で
感じるポイントを記述してみます。



オオクワガタ 幼虫



■基本的な原因と対処

もう皆様は知識豊富かと思いますので基本的
なことはスルーしていただければと存じます。
これからの方のためやおさらいなどサラサラ
~と書いてみます。


1)ペアリングの問題
ペアリングが完了したかはなかなか見た目で
判断できないのが難題ですねよ。エサ皿の下
で2頭並んでいればOKと記載されていたり
しますが、実際はどうなんでしょうか。

ハンドペアリングでまさに接続中の光景を確
認していても成立していなかったりと、追求
するほど確実な答えが見えてこない気がしま
す。

私の場合はダメだった原因を追究するより、
再ペアリングが一番早い対処方法と考えてい
ます。再ペアリングを3セット程行ってだめ
なら諦める。諦められるように次のメスを
準備しておくことも対処の一つですね。


同居期間は5日目でメス殺しをされた経験か
ら、基本は3日以内、長くても4日までとして
います。

あとは顎縛り。どんなに「嫌だ」と抵抗され
ても縛ります。メスを殺されるよりマシです。



2)温度の問題
最低でも24℃以上ないと厳しい気がします。
23度では動きが若干遅くなる気がするので、
今では25℃以上を保っています。ちなみに
今年の仕込み開始は27℃でした。

湿度はマットが湿っている状態で高温多湿が
いいですね。マットがさらさらでは幼虫が
材から出た際に心配です。



3)産卵木の問題
これが意外に原因に当てはまることがありま
す。飼育者によっては産卵木を3本入れる方
もいらっしゃいますが、私は2本入れます。
これを極限までケチって1本にした場合、
メスが気に入らない産卵木では、産むまでに
時間が掛かったり、産卵頭数が伸びない、最
悪は産まない場合もあります。

保険の産卵木は多い方がいいですね。




まだまだ原因はたくさんあると思います。
これらの条件が複合的に重なった時に「苦戦」
を強いられると思いますが、一つずつ原因と
思われることを払拭していくと、改善される
場合もあります。




■少しだけ掘り下げた原因と対処

1)サイズの問題
今年については大型のものほど苦戦しました。
55mm以上、特に56mm台が苦戦しています。
苦戦した理由の一つとして、私の管理が甘か
った可能性があります。

昨年羽化してから25℃以上保ってきました。
結果として55mmは問題なく産卵していること
から考えると、56mm以上は別の管理が必要だ
ったかもですね。

羽化後直前の管理や温度管理、餌の頻度や種
類など、もう少し工夫したいなと。
今年羽化する新成虫で大型のメスがいたら、
管理方法に変化を加えてみるかもしれません。

素直に降参して55mm以下しか使用しなかった
ら「チキン野郎」として笑ってください。


2)早期の確保
今まで飼育してきた経験からすると、早期は
良く生みます。そして成虫が大型になる傾向
もあります。

「たくさん産んで欲しい」「良い実績が欲しい
」と私はいつも願っていますので、すなわち
いかに早期の頭数を確保するかが、全てに
繋がる気がしています。

つまり早期の羽化率を上昇させた方が、産卵
頭数の増加、実績UPへの布石になるのではと
考えています。たくさん産ませるためには
すでに前年の秋頃の行動に左右されるという
事になるので、秋口の計画や施策は重要です
よね。

今年は早期羽化の管理が100点だったかと言
うと、全く結果がついてこなかったので、
一旦振りだしに戻ることも考えています。

来シーズンも同じことを実施しても、早期羽
化の成功率は下がることはあっても上がらな
いと思うので、ここは修正していこうと思い
ます。




3)個体の元気さ
個体の元気さが産卵頭数に直結したり、その
ライン全体の傾向と生まれた幼虫の状況がリ
ンクしていると感じました。

残念ながら当たりラインとさほどでもないラ
インがある訳ですが、この「当たり」という
尺度を飼育者がどのように判断するのか、
どのような角度で眺めるのかにもよるかと思
います。

「このラインは***だから当たり」の中に
は意図しない結果が含まれていることもある
訳で、この辺の情報精査がうまくできないと
毎年同じ結果が待ち受けている気がします。

難しいことはよくわかりませんが、やはり個
体の元気さも産卵頭数に関係する可能性があ
り、生まれた後の初令の様子等にも影響があ
りそうな気がします。

元気な個体を多く算出すにはどうするか。
この辺をもっと勉強していきたいと思います。


ではではノシ

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Luffy

2008年~2018年まで本土ヒラタクワガタを飼育。2018年6月から能勢YG6
頭をテストで飼育、2019年から本格的に飼育開始。2019年88.4mm、2020年89.1mm、90mmB、2021年88.5mm


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